新興国通貨はFXトレーダーの「正解」か キャリー取引は4カ月で12%
ブラジルレアルやメキシコペソなど新興国通貨が2026年のFX市場で上昇。高金利キャリートレードの仕組み、円相場と日米協調介入による巻き戻しリスク、海外FX業者を利用する際の注意点を解説します。
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概要:アブダビ国際金融センターADGMで、2026年Q2の雇用が1,980人増加。ライセンス1万3,974件、AUM54%増、金融事業者392社の内訳と規制上の注意点を整理します。

中東の金融ハブをめぐる競争で、アブダビの存在感が急速に高まっています。
アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)は、2026年6月末時点の従業者数が4万9,027人、アクティブライセンスが1万3,974件に達したと発表しました。運用資産(AUM)は前年同期比54%増えています。
ただし、約1万4,000件という数字には一般企業や持株会社、投資ストラクチャーも含まれます。FX業者やCFDブローカーの安全性を確認する際は、ADGMでの会社登録と、金融サービスを提供するためのFSRA認可を分けて見る必要があります。
ADGM管轄区域の従業者数は、第1四半期末の4万7,047人から1,980人増え、6月末には4万9,027人となりました。前年同期比では34%増、2025年末との比較では4,688人増えています。
実際に活動する事業体は3,986社で、前年同期の2,972社から34%増加。第1四半期末からも245社増えました。ADGMのアフメド・ジャシム・アル・ザアビ会長は、世界上位5つの国際金融センターに入ることを目標に掲げています。
アクティブライセンスは3月末の1万3,353件から621件純増し、1万3,974件となりました。上半期に新たに発行されたライセンスは1,814件で、このうち第2四半期は853件です。
「新規発行数」と「アクティブ総数の純増」は異なる指標です。期間中の失効や終了などがあるため、発行された853件がそのまま総数に上乗せされた形ではありません。
ADGMの集計範囲は、通常の事業会社、金融機関、持株会社、投資ストラクチャーまで含みます。1万3,974件すべてがFX・証券・資産運用などの金融ライセンスを示す数字ではありません。
金融サービス事業者は392社で、前年同期の308社から27%増加し、第1四半期末から27社増えました。金融サービス規制当局(FSRA)は上半期に50件の原則承認(IPA)を出し、45件の金融サービス許可(FSP)を付与しています。
ADGM内のAUMは前年同期比54%増えました。ただし、AUMの実額と増加率の算出方法は公表されておらず、他の金融センターと資産規模を直接比較できるデータにはなっていません。
ファンド・資産運用会社は前年同期比23%増の190社、ADGMから運用されるファンドは32%増の276本に達しました。第2四半期だけで運用会社11社、ファンド13本が加わっています。
2026年上半期にADGMへ進出した運用会社が世界で管理する資産は、合計2兆1,000億ドル超とされています。この数字は各社の世界全体の運用資産であり、ADGM内で運用される金額ではありません。
ドバイ国際金融センター(DIFC)は6月末時点で、アクティブ登録企業が前年同期比30%増の1万18社に達したと発表しています。
ADGMの1万3,974件は「ライセンス」、DIFCの1万18社は「登録企業」で、集計方法が異なります。規制対象の金融サービス事業者を見ると、DIFCは1,134社、ADGMは392社でした。
別の業界調査では、DIFCのブローカーは2026年3月末時点で72社、2025年の合計純利益は3億100万ドルとされています。単純な総数よりも、登録区分と金融規制の対象範囲を確認する方が、金融センターの実態を把握しやすくなります。
ADGMには従来型の資産運用会社に加え、デジタル資産関連企業も進出しています。野村ホールディングス傘下のLaser Digitalは2024年、ブローカーディーラー業務とファンド運用に関するADGMの許可を取得しました。
ADGMは、管轄区域に設立された企業がAI関連へ1,000億ドル超を投じていると発表しました。対象資産や集計方法は示されていません。
ADGM自身も2029年までに、テクノロジーとデジタルインフラへ4億UAEディルハム超、約1億892万ドルを投資する計画です。第1段階ではライセンス審査、監督、顧客対応など25業務にAIを導入しました。
ADGMは、年間5,000時間超の手作業を削減し、問い合わせの約25%をデジタル経由で即時解決できるようになったと説明しています。これらの効果に関する独立した検証結果は公表されていません。
FSRAは上半期に、暗号資産のステーキングに関する規則を最終化し、マネーロンダリング対策の枠組みも更新しました。金融事業者の増加と並行して、デジタル資産や金融犯罪への規制整備も進めています。
ADGMで法人が確認できても、その法人が個人向けFX・CFDサービスを提供できるとは限りません。金融サービスを行うには、FSRAの公開登録簿で対象法人、FSPの有無、許可された業務範囲を確認する必要があります。
海外FX業者を評価する際は、「ADGMライセンス取得」といった表現だけで判断せず、契約先の法人名とライセンス番号、規制当局、顧客資産の管理、苦情・補償制度、出金条件まで照合することが重要です。
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