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広島の特殊詐欺被害34億円 1~7月、SNS型投資詐欺が最大
概要:広島県内で2026年1〜7月に認知された特殊詐欺は487件、被害額は約34億200万円に上り、前年同期を大きく上回る過去最悪のペースで推移しています。

広島県内で2026年1~7月に認知された特殊詐欺は487件、被害額は34億192万5,000円に達した。広島県警の公表値は1万円未満を四捨五入した約34億193万円。前年同期の427件、27億7,648万6,500円から60件、6億2,543万8,500円増えた。いずれも暫定値である。
TSSテレビ新広島は、1~7月の累計が過去最悪のペースで推移していると報じた。年代別の被害額は50代が最も多く、総額の4分の1近くを占めた。年代別の順位は認知件数ではなく、損失額を基準にした比較である。
「34億円」は13類型の合計
県警は2026年4月、特殊詐欺の分類を10類型から13類型へ変更した。オレオレ詐欺から「ニセ警察詐欺」を分け、SNS型投資詐欺とSNS型ロマンス詐欺を新たに算入した。今回の34億192万5,000円は、従来手口とSNS型2類型を合わせた総額となる。
同じ基準で組み替えた2025年の年間被害額は64億1,010万円だった。内訳は従来手口26億3,201万円、SNS型投資詐欺27億2,763万円、SNS型ロマンス詐欺10億5,045万円。今回の前年同期比較も13類型にそろえた数値が使われている。
SNS型投資詐欺が被害額の45%
手口別では、SNS型投資詐欺が151件、15億3,669万3,000円で、認知件数と被害額の双方で最多だった。全487件の31.0%に対し、被害額では全体の45.2%を占める。前年同期から47件、7億9,918万4,000円増加した。
次いでニセ警察詐欺が108件、11億6,478万6,000円だった。前年同期比では10件、3億8,288万9,000円増えた。両手口を合わせると被害額は27億1,479万円となり、総額の79.4%に上る。
6月末時点でもSNS型投資詐欺は被害額の4割超を占めていた。7月末には件数151件、被害額15億円超まで増え、広島県内の特殊詐欺被害を押し上げる最大の手口となった。
月次減少でも累計は高水準
TSSによると、月ごとの認知件数と被害額は2カ月連続で前月を下回った。一方、1~7月の累計被害額は前年同期を22.5%上回っている。
県警によると、SNS型投資詐欺では投資アプリ上に虚偽の利益を表示し、投資金や出金手数料の名目で送金を重ねさせる手口が確認されている。
今回の統計では、SNS型投資詐欺の件数シェア31.0%に対し、被害額シェアは45.2%まで膨らんだ。件数以上に1件当たりの損失が大きく、ニセ警察詐欺と合わせた2類型だけで被害総額の約8割を占めている。
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