サッカー×海外FX広告に規制の目 FCAがスポンサー審査に警鐘
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概要:Tiger Brokersの親会社UP Fintechが、2026年第1四半期に2,690万ドルの赤字へ転落。売上は26.3%増となった一方、中国当局による約4.11億元の処分が利益を圧迫。

オンライン証券アプリ「Tiger Brokers」を展開するUP Fintech Holdingは、2026年第1四半期に売上高1億5,490万ドルを計上した。前年同期比では26.3%増となり、取引需要や顧客基盤の拡大を背景に、事業面では成長を維持した。
しかし、最終損益は前年同期の3,040万ドルの黒字から、2,690万ドルの赤字へ転落した。最大の要因は、中国当局による行政処分である。中国証券監督管理委員会の北京当局は、同社の関連会社に対し、約3.08億元の罰金と、約1.03億元の違法所得の没収を命じた。合計では約4.11億元、ドル換算でおよそ5,970万ドル規模となる。
同社はこの処分について、一時的な費用として説明しているが、規制対応が利益を一気に押し下げたことは明らかだ。

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今回の処分では、Tiger Brokers関連会社が中国本土で適切なライセンスを持たずに越境証券業務を行っていたことや、ファンドや先物取引に関連する違法行為があったとも指摘された。
中国当局は近年、海外証券取引プラットフォームを通じて本土投資家が海外株式へアクセスする動きに対し、監視を強めている。資本流出管理、投資家保護、金融秩序の維持が背景にあるとみられる。
Tiger Brokersだけでなく、FutuやLongbridgeなどのオンライン証券会社も、規制強化の対象として取り沙汰されている。これは個別企業の問題にとどまらず、中国本土投資家を対象とした越境証券ビジネス全体に対する規制強化の一環とみられる。
Tiger Brokersは、2026年6月12日から、中国本土に所在する投資家について、既存口座で新たなポジションを追加することを制限する方針を示している。対象となる利用者は、海外にいる場合は既存口座で売買を続けられるとされるが、中国本土内では新規の買付が制限されることになる。
中国当局は、関連する違法業務について2年間の猶予期間を設け、段階的な整理を求めている。これは、既存利用者の資産処理に一定の時間を与える一方、今後の新規資金流入や新規取引を制限していく方向性を示している。
この規制変更は、Tiger Brokersの収益構造にも影響する可能性がある。中国本土関連の顧客資産は、同社の総顧客資産の約10%を占めていたとされる。規制対応が進めば、今後はシンガポール、香港、米国、その他地域での成長力がより重要になる。
Tiger Brokersは、オンライン証券分野で知名度を高めてきた企業の一つだ。低コスト取引、モバイルアプリ、多市場アクセスを武器に、若年層やアクティブ投資家を取り込んできた。
しかし、今回の赤字転落は、成長力のあるブローカーであっても、金融規制の変化によって短期間で業績が悪化し得ることを示している。特に越境取引を扱う企業は、複数国の規制を同時に受けるため、事業展開の自由度が高い反面、コンプライアンス上の負担も大きい。
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