WikiEXPO Dubai 2025、盛大に閉幕 — 世界の金融リーダーが一堂に会し、透明で革新的な未来を共創

2025年11月11日、WikiGlobalが主催し、WikiFXが共催するWikiEXPO Dubai 2025が盛況のうちに閉幕いたしました。

世界有数の影響力を誇るフィンテック展示会のひとつである本イベントには、世界各国から200名を超える規制当局関係者、業界リーダー、革新者が集結。

規制コンプライアンス、外国為替市場、投資戦略、サステナブルファイナンスなど、業界の核心的テーマを多角的に掘り下げ、知的洞察と実践的示唆を融合した濃密な議論が展開されました。

本イベントは、会場来場者数3900名、オンライン視聴者数1,376,000名を記録し、世界中の投資家31600名以上がオンライン上で交流を深めました。さらに、460社を超えるパートナー機関の支援を受け、1300以上のメディアにより報道されるなど、今年を代表する国際フィンテックイベントとしての地位を確立しました。

グローバルエリートが集結、業界を導く洞察の共演

WikiEXPO Dubaiには、各国の金融監督機関、格付け機関、フィンテック企業、学術機関の代表が登壇し、「グローバルな規制動向」「投資家保護」「フィンテックの革新」「国際取引エコシステムの構築」など、世界金融の最前線に立つテーマについて見解を共有しました。

注目セッションと登壇者

複数の専門フォーラムでは、現代金融の最重要・最先端の課題が議論されました。

「新たなグローバル規制コンプライアンスの潮流：デジタル時代における機会と課題」では、Alexandra Will（Grant Thornton UAEリスクアドバイザリー＆金融犯罪コンプライアンス担当パートナー）、Naushad Khadun（AML/CFT専門家、iTX コンプライアンス）、Ashish Kumar Singh（CEO, LOYYAL）、Yiannos Ashiotis（Pnyx Hill グループマネージングパートナー、Revolut Digital Assets Europe 取締役会長）、Sheikh Muhammad Noman（Pegasus Capital Investments, Buckminster Ventures, JLM Energy UK, Vrijednosnice Osijek Holding創設者兼CEO）らが登壇。データドリブンなコンプライアンスによる「透明性を通じた信頼構築」が、今後の業界共通課題であると強調しました。

また、FastoneのManaging DirectorであるKunal Kataria氏は、「FXの未来を再定義：信頼・テクノロジー・機会で築く新たな国際金融市場」をテーマに講演し、外国為替業界の革新と戦略的展望について見識を共有しました。さらに、S&P Global RatingsのDr. Mohamed Damak、Carter Capital ManagementのFounder & Chairman Gustavo Antonio Montero、ChainalysisのAdvisor Arushi Goel、Apex GroupのSenior Vice President Mohit Guptaらが登壇し、トークナイゼーション金融商品の展望と課題、そして国際的な規制協調の重要性を分析しました。

「バンキング2.0：暗号資産金融は伝統的ビジネスモデルをいかに変革するのか」のセッションでは、Ghadeer Ibrahim（CNBCアラビアチャンネルのビジネスプロデューサー）、Dermot Mayes（CEO, Kikai UAE）、Noel Hattem（Mintiply Capital パートナー兼デジタル資産担当責任者）、Muhammad Ashfaq-Ur-Rehman（FINMAAL創設者兼CEO）、Amir Soliman（Time Guardian | Athar創設者兼CEO）らが登壇し、オープンファイナンスと分散型テクノロジーが銀行業のビジネスモデルをどのように再構築しているかを議論しました。

AIとフィンテックの融合も大きな注目を集めました。Amnah Ajmal（フィンテック業界のグローバルウーマン）およびLoren Roosendaal（Galaxy Group会長）による「チューリングテストを超えて：汎用人工知能（AGI）がもたらす機会と課題」では、AIと量子コンピューティングの金融インフラへの応用を巡る先進的見解が示され、OracleのDr. Ishha Farha QuraishyおよびAlgorada TechのFounder Robert HahmがAIによる金融変革の可能性を語りました。エコノミストでありFinancial & AI Strategy ConsultantのNikolaos Akkidis氏は、「責任あるAI（Responsible AI）」こそが今後の金融革新の基盤となると指摘しました。

また、Faraday Futureの創設者兼CEO Jia Yueting氏（賈躍亭）、Innovation CityのCEO H.E. Paul Dawalibi氏、De Bacci CapitalのCEO Countessina Anna De Bacci氏など、著名な業界リーダーたちも特別講演を行い、未来の金融エコシステムに関する多様なビジョンを提示しました。

WikiFX独占インタビュー 、業界の未来への責任を共有

EXPO期間中に行われた独占インタビューでは、多くのゲストが口を揃えて強調したのは、WikiEXPOが掲げる価値理念――「取引の安心・無限の商機（Trading Safety, Sparking Opportunity）」。これは、グローバルな取引環境の安全性と、業界を超えた協働的イノベーションへの長期的な取り組みを体現するものであり、WikiEXPOが担う業界的使命を示している。

Carter Capital Management の創設者兼会長である Gustavo Antonio Montero 氏 は次のように述べた。

「WikiFXは第三者監督機関と情報サービス提供者という二つの重要な役割を担っており、透明性とコンプライアンスを重視した取引環境の促進において極めて重要な存在です。」

Montero 氏は続けて、WikiFXが導入している透明性メカニズムについて言及しました。

それは、監督ライセンスの認証、リスクスコアの提供、偽装・クローン業者の公表、世界各地のオフィス実地調査、ユーザー苦情の開示などを通じて、情報の非対称性や詐欺リスクを大幅に軽減する仕組みだという。

――投資家にとって、WikiFXのスコアリングシステムは、市場のノイズを排除し、資金投入前に合法的な運営業者を見極める助けとなっている。これはリスク最小化や詐欺回避に不可欠な要素であり、投資家が「コンプライアンス・安全性・運用の安定性」に真摯に取り組むプラットフォームに焦点を当てることを可能にしています。

――業界全体にとっても、検証済みで集中管理されたデータにより、ユーザーは迅速かつ効率的にデューデリジェンスを行うことができ、結果として高いガバナンス基準と倫理的運営を維持するよう取引業者を促す「グローバル監督システム」が形成されている。

Loyyal のCEOである Ashish Kumar Singh 氏 は次のようにコメントした。

「WikiEXPOのようなプラットフォームは、イノベーションと規制の間に存在するギャップを埋める上で極めて重要な役割を果たしています。政策立案者、イノベーター、投資家を一堂に集め、双方が互いの優先事項を理解するための対話の場を提供しているのです。フィンテックの進化は政策策定のスピードを上回っており、このようなイベントこそが『イノベーションには明確さを、規制には背景を』与えるものです。」

Pegasus Capital の創設者兼CEOである Sheikh Muhammad Noman 氏 も次のように語った。

「WikiEXPOのようなプラットフォームは、グローバル資本と新興市場の機会を結ぶ「架け橋」として非常に価値があります。特に、GCC（湾岸協力会議）地域のように急速に世界的な投資ハブへと発展している地域にとって、その意義は計り知れません。WikiFXが取り組んでいる『外国為替業界における透明性と情報信頼性の向上』は極めて重要であり、投資家や金融機関がデータに基づいて、推測ではなく、リスク評価に裏付けられた合理的な意思決定を行うための基盤となっています。」

グランドデビュー 、WikiFXエリートクラブ委員会

今回のドバイEXPOでは、WikiFX Elite Club Committeeが初のオフライン登場を果たしました。

世界各国の業界専門家とオピニオンリーダーで構成される初代委員が現地で正式に紹介され、名誉認定証を授与されました。

6名の代表者による円卓会議「地域市場の壁を越えて：グローバルな安全取引エコシステム構築の課題と機会」では、グローバルな規制協調、テクノロジーを活用した取引安全性、投資家教育の枠組みなど多角的な視点から、透明で信頼性の高い国際FXエコシステムの構築について議論が行われました。

この委員会の発足は、WikiFXエリートクラブが世界FX業界における最も影響力のあるハイエンドコミュニティへと進化したことを象徴しており、「安全・透明・持続可能な取引環境の構築」という業界責任を担う新たな一歩となりました。

成功裏の閉幕、そして未来へ

2019年の設立以来、WikiEXPOは世界各地で数十回にわたる大規模イベントを成功裏に開催してきました。

今回のドバイEXPOの成功は、WikiEXPOが世界有数のフィンテック展示会として確固たる地位を築いていることを改めて示すものです。

それは、知見と視点が交差する「アイデアの舞台」であると同時に、国境を越えた協力を促進する「架け橋」でもあります。

WikiEXPOは今後も「Sparking Opportunity, Trading Safety（チャンスを切り拓く、安全な取引）」という価値理念のもと、情報開示、業界の自律、技術革新を推進し、より安全で信頼できるグローバル取引環境の実現に貢献していきます。

世界とともに、より強固でオープン、そして持続可能なフィンテックの未来を切り拓いていきます。

WikiEXPOについて

2019年に設立されたWikiEXPOは、世界を代表するフィンテック展示会の構築を目指しています。

安全な取引環境の推進、多様な業界リソースの統合、健全な競争と秩序ある発展の促進を理念とし、権威ある情報、業界知見、ネットワーキング、ビジネス機会を融合させた国際的交流の場として発展してきました。

設立以来、10か国以上で数十回にわたる展示会を成功裡に開催し、コアバリュー「Sparking Opportunity, Trading Safety」を指針として活動を続けています。